事例1 社員・パートタイマー参加のプロジェクト支援でモチベーションアップ

【事業内容】ユニフォーム小売業

【従業員数】10名

【概要】

  • 会社の問題点を優先順位で整理し、手を付けるべき課題に絞り込む
  • 実行力を上げるためにプロジェクトチームを組み、改善点を共有
  • より効率アップを図るためのシステム開発に活用できる補助金採択も支援

 

①最初の相談時の問題

季節による繁閑差が大きいことや、カタログやネット販売による受動的な営業のために、営業体制の弱さを感じていることを改善したい、というご相談を受けました。

 

②対応時の会社の状況

女性経営者のきめ細やかな対応が評判を呼んで、業容が大きく拡大している状況でした。一方で、5月〜10月がトップシーズンで季節変動が大きいことや、受動的な営業体制と競合激化により、将来的な不安を感じていらっしゃいました。

 

③実際の問題点

女性のパートタイマー中心の少人数体制で運営していますが、仕事の手順・分担・連絡体制が不十分なために受注ミスが発生し、様々なロスにもつながっていました。一方でパートタイマーの多くが主婦でスキル・能力とモチベーションの高さを感じました。

 

仕組みづくりにより業務プロセスが構築できれば、余剰時間・余剰人員で営業体制を構築していくことが可能ではないかと感じました。

 

④改善提案

パートタイマー体制でも実行可能な機能的な業務手順構築、組織的遂行体制の構築を図ることを優先して行うよう提案しました。その後、営業体制改善により業績の安定化を図ることをご提案しました。

 

⑤実行内容

社員だけでなくパートタイマーの方にも参加いただくプロジェクトチームを組み、具体的な業務分析やこれまでのミスの原因分析などから問題点を明らかにして情報共有を図りました。同時に組織的に業務が遂行できる体制を検討していきました。

 

⑥結果(効果)

プロジェクトチームによる改善の推進が功を奏し、スタッフのモチベーションが上がるとともに、作業平準化、作業項目の削減、作業分担の明確化により円滑な業務処理が可能になりました。

 

その後、改善できた受注体制をさらに効率アップさせるためのシステム開発を、サービス生産性向上を支援する補助金(地方自治体)で実施しました。この採択にあたっても当オフィスで事業計画策定支援を行い、採択に結び付けました。