2016.11.26
[コンサルの視点から]
●「名前」がポイント
ある地域の寿司店(C店)のお話です。
C店はカウンターのあるお店ですが
座敷も広く、比較的リーズナブルなので
小さな子供を連れたご家族でも賑わっています。
このため、寿司をメインとしながらも
デザートなども揃えて幅広い年齢層のお客様に
喜ばれるメニュー構成になっています。
C店では、月替わりで新しいメニューを出しており、
そのメニューに、必ずスタッフの誰が考案したか、が書かれています。
「11月のメニュー 季節のデザート ~新人スタッフの有村が考えました!」
というように、考案したスタッフの名前が出されます。
月替わりメニューは、厨房スタッフ全員が参加し、
各自の考案したメニューを、全員で審査して決め、店舗に出します。
選定されたメニューには名前が書かれるので
考案したスタッフは、とてもモチベーションの上がるそうです。
調理場担当で、接客にたずさわる機会が少なくても
「月替わりメニューが美味しかったよ!」と
お客様から声がかかることもあり、
名前を覚えてもらえるそうです。
自分の「名前」が出ていること、
お客様にも名前で呼ばれること
覚えていただけることが、
モチベーションにつながっているのです。
●存在感を認識する取組み
C店の取り組みは、スタッフにとっては
自分の存在感を認めてもらうことですね。
経験の度合いの多少にかかわらず、
自分の考案したメニューがお店に出されていることや
お客様にも認めてもらっていることが
スタッフのモチベーションに貢献している良い事例ですね。
このことは、お店全体の活気となり
C店の人気アップにも影響していたように感じます。
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