2017.09.01
[コンサルの視点から]
良い歯科医院は、良い美容院とよく似ている
※ 医療ソフトウエア開発の株式会社クロスウェル様のFacebookページに
寄稿させていただきました。
「医療機関と美容院を一緒にするなんて。。」と憤慨される歯科医の方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。
歯科での治療と、美容院の施術はもちろん全く異なるものですが、歯科は治療のみならず、定期的に予防検診やクリーニングのために訪問したり、ニーズや予算に合わせて治療内容が変わったり、あるいはお客様(患者)は椅子に座っていなければならず、その間に対面でサービスを提供するなど、
美容院のサービス提供の在り方と、とても良く似ているように思います。
それでは、良い美容院とはどのようなお店でしょうか。
私自身の消費者としての体験も踏まえて、5項目にまとめてみました。
①いつ行っても心地よく迎えてくれ、安心して通える。(固定客になれる)
②自分の髪質や好みなどを知っていて、適切な日常のケアを丁寧に教えてくれる
③お客のニーズを十分に聞き出し、適切なカットや施術をしてくれる
④サービス内容や料金、どのような美容師がいるのかなど、お店について知りたい情報が
事前にホームページなどで判る
⑤髪を染めるカラー剤などが肌に合うかどうか、など安全性にも十分に気を付けていて、
アフターフォローもきちんとしてくれる
上記5項目は美容院のことを示しています。
しかし、「髪質」を歯に、「適切なカットや施術」を治療に、
美容師を「歯科医」に置き換えたら、そのまま歯科医院に通用しませんか?
良い美容院を探している消費者も多く、自分の気に入った美容院が見つかると
定期的に通うようになります。これも似ていますよね。
良い歯科医院を、美容院を例にして見てきましたが、この「治療名人倶楽部」Facebookページの
フォロワーは、お客様(患者様)にとって良い歯科医院を目指している方だと思いますのので、
十分にご理解いただけたのではないかと思います。
人々が健康的な生活を送る基礎を育む歯科医さんは、最適な技術提供もさることながら、
最適な接客と対応によって、お客様(患者様)の不安を取り除き、気持ちを前向きにさせる、
究極のサービス業です。
そのような歯科医院が増えていくことを願っています。
「歯科医院として究極のサービス業を目指そう」(第1回)
有村コンサルティングオフィス代表 /
中小企業診断士・消費生活アドバイザー 有村知里(文)
株式会社クロスウェル様