創業と変化

2017.09.29

[事業計画・経営計画] 

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 今月中旬に横浜市内に開業した飲食店様のオープニングセレモニーにお招きいただきました。私が講師を務めた創業セミナーにご参加いただいたご縁からです。

 当日は大勢の招待された関係者の方々とお店のメインとなる美味しいお料理をいただきました。

 オーナーは、専門店で修行を積み、また事業計画書をしっかり立てて臨んでいます。店づくりも自分たちで製作できることはやろうと、テーブルや椅子、看板も手作りで、ホッとできる空間でした。

 きっとお客様も順調に増えていくのではないかと確信しました。

 

 そして、今月中旬から下旬は、ある地域で創業された5店舗を半年~1年ぶりに訪問しました。創業以来、専門家派遣で定期的に訪問させていただいています。お店はいずれも2年~8年営業を継続しており、地元に定着しています。

 ただ、順調な経営の陰には、創業当初に想定していた商圏の環境変化、顧客の志向変化、技術の変化(例えばSNSの台頭)などへの常日頃の対応がありました。

 創業当初と同じ環境である、あるいは想定していたお客様が来店しているところはありませんでした。

 立地も変わる、お客様も変わる。

 当たり前なことですが、変化を感じつつ、かじ取りをしていくことしか、継続の道はないのですね。

 

 冒頭に紹介したお店も、綿密な事業計画書を拝見していて、冷静に自店のポジションを考える視点を持っていることを知っているので、取り巻く環境が変化したときに、少しずつ変わることができるだろうと思います。