補助金と助成金の違いは何ですか?(早わかり補助金10の質問/第2回)

2017.10.06

[中小企業施策・補助金活用] 

質問 補助金と助成金の違いは何ですか?

助成金とか、補助金とか名前を聞きますが、何が違うのですか?

どのような違いがあるのかを教えてください。

 

回答 どちらも「事業のためにもらえるお金」でが、呼び方が違うだけです。

助成金は、厚生労働省、ハローワークなどが管轄する、「雇用系」のものになります。

 

補助金は、経済産業省や中小企業庁などが管轄する、「産業振興系」のものの呼び方となります。

 

企業に対して助成される資金としての意味は同じです。

お金の出どころが違うので、呼び方が違うだけです。

 

雇用系の助成金とは、雇用拡大や人材育成などに係わる助成金です。

 
産業振興系の補助金は、国や地域の産業振興のために設けているものです。

こちらは「事業系」と呼ばれることもあります。

ただ、詳しく説明すると、仕組みも大きく違っています。

違いを一覧表にしたので、ご覧ください。

 

  助成金 補助金

目的

 

人材採用・雇用

人材育成など

 

新事業・新技術・新サービス、

創業などの事業育成

 

機関

ハローワーク等

経済産業省

中小企業庁

地方自治体

公的支援機関など

原資

 

雇用保険など

 

税金や基金など

 

応募条件 助成金の要件・条件を満たしていれば採択、交付される

・審査がある
・目的に応じて審査基準があり、

 相対的に評価される

募集期間 特に募集期間を定めていないことが多い

応募期間が決められており、

募集のタイミングは年1~2回程度

留意点  

補助金の効果として利益が出た場合に

は、収益納付という、返還義務がある。(「補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律」による)

  

  
私ども有村コンサルティングオフィスは、産業振興系の助成金申請について

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採択後のフォローについても熟知しておりますので、お気軽にご相談ください。

 

 《早わかり補助金10の質問》

第1回 補助金はどんなメリットがありますか?