2017.11.14
[コンサルの視点から]


先日の日曜日、日本酒と洋食とのマリアージュを楽しむ会がお客様のお店で開催されたので、参加してきました。
女性の利き酒師によりセレクトされた3種類(三重、山口、秋田)の日本酒が用意され、お料理とのマッチング、その味わいの違いを楽しむという趣向です。
女性利き酒師さんは、料理とお酒のマッチングの相性を、「同調」という言葉を使ってお話されました。
例えば、さっぱりとした前菜にはさっぱりとしたお酒での「同調」、三重県のお酒には三重県の魚や野菜など地元の食材を合わせるという「同調」、発酵食品である日本酒に発酵食品のチーズや漬物などを合わせる「同調」、匂いの強いものには匂いの強いお酒など。。。
同じ切り口があると、お互いが引き立つというのが同調です。
つまり同調とは、それぞれの良さを活かしつつ、単独で味わうのとは違う、新しい美味しさを生み出すマッチングです。
今までそんな観点で、料理とお酒を楽しんでいなかったので、新しい発見でした。
(誤解のないよう書いておきますが、私はそんなにお酒が強いわけではありません(笑)
さて、この「同調」は、ビジネスでは「連携」に例えることができます。
連携とは、同じ目的のために一緒に物事を進めることです。
以前、税理士や社労士の方と一緒に起業家の方をサポートをしたことがあります。
それぞれ得意分野、サポート内容が異なるので、違いを活かしつつも一緒に、しかもスピードを出せるという良さがあり、お客様からも喜ばれました。
私たちはこれを「連携」と言っていましたが、上記の「同調」と同じ意味になりますね。
「同調」はとても身近なことだったのですね。