社員のための働き方改革を目指す、社員幸福度を測る4つの指標とは

2018.11.26

[コンサルの視点から] 

幸福度を測れると知っていましたか?

 

私は知りませんでした、慶応大学の前野隆司先生の話を聴くまでは。

 

前野先生によれば、幸福度は仕事でのパフォーマンスにもかかわり、幸福感の高い社員の創造性は3倍生産性は31%UP売上37%UPとのこと。しかも、欠勤率、離職率も低いという調査もあるそうです。

 

 

幸福度の指標は4つあり、その強さで、その人の幸福度を知ることができるそうです。

幸福度の高い人は、簡単に言うと、   
1.「やってみよう」という意欲があり、
2.「ありがとう」と思える感謝の気持ちがあり、
3.「なんとかなる」という前向きさと楽観さがあって
4.「ありのままに」自分のペースで、自分らしく生きている人

 

4項目を見て、私は自分自身で幸福度がかなり高い、と思いました。

  
あなたはどうでしょうか?

 

経営者や起業家は苦労があるものの、とても幸福度が高い人種であると感じました。

 

では、幸福度の4つの因子について、もう少し詳しく説明しますね。

 

① やってみよう因子
   仕事で、自らが目標設定し、それに向かって努力できれば幸せです。
   逆に、「やらされ感」で仕事をしていると、不幸になります。
 
② ありがとう因子
  職場で同僚や上司との間で、教えたり教えられたりといったコミュニケーションがあり
  相互の信頼関係やフォローがある人は幸せです。  
  逆に、職場で何のフォローが無いのは不幸です。
  
  また、友人の数ではなくて、多様性のある友人を持つ人が幸せなんだそうです。
  その意味では、職場の多様性も、良い職場環境づくりに必要だと感じますね。

 

③ なんとかなる因子
  楽観的でポジティブでいられる人は幸せです。
  逆に、自分に自信がない人や、ネガディブで他人の悪口を言ったりする人は不幸です。

 

④ ありのままに因子
  人の目を気にせず、自分らしさを持っていることや、自分のペースを守る人は幸せ。
  逆に、周りの目を気にし過ぎて、自分らしく生きられない人は不幸です。

 

社員の幸福度を高めたら、生産性も上がるかもしれないとなると、とても重要ですよね!

    
また、幸福度は長続きする幸せであり、お金(給与)とか地位(肩書)だけでは長続きしないとのこと。

 

ですから、幸福度を高める職場づくりは、経営者・管理者の知恵と工夫次第といえますね。

   
働き方改革は社員のためのもの。

そのためにも、社員の幸福度を高める対応を考えていきましょう。