公募予定のものづくり補助金の概要が明らかになりました

2019.01.15

[お知らせ] 

平成30年度補正予算で予算化されている、通称「ものづくり補助金」(正式事業名:ものづくり・商業・サービス生産性向上促進事業)の補助要件については、次のように明らかになりました。

 

補助率や補助内容は、昨年同様と同じで、最大1,000万円、補助率1/2となります。

 

但し、補助率を2/3にアップさせることもできます。

それには、先端設備等導入計画、若しくは経営革新計画を

平成30年12月21日以降に申請・承認を得ることが必須です。

 

 

補助予定件数は1万件です。

ちなみに、昨年(29年度補正)は、申請数23,630件に対して、採択数11,989件

採択率は50.7%と大変高確率でした。

 

ものづくり補助金は、生産性向上を目的とした設備投資となります。

 

また早ければ2月上旬から中旬には公募が開始される見込みです。

 

設備投資を予定されている企業様には早めの準備をお薦めします。

 

 

 

「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進事業」の補助要件等について

 ※【「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進事業」に係る事務局の公募要領】記載

                      平成30年12月 経済産業省・中小企業庁

 

1.補助対象事業

足腰の強い経済を構築するため、日本経済の屋台骨である中小企業・小規模事業者等が取り組む生産性向上に資する革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等の経費の一部を補助する。

 

2.補助対象者

認定支援機関の全面バックアップを得た事業を行う中小企業・小規模事業者等であり、以下の要件のいずれかを満たす者。

「中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドライン」で示された方法で行う革新的なサービスの創出・サービス提供プロセスの改善であり、3~5年で、「付加価値額」年率3%及び「経常利益」年率1%の向上を達成できる計画であること。

または「中小ものづくり高度化法」に基づく特定ものづくり基盤技術を活用した革新的な試作品開発・生産プロセスの改善を行い、3~5年で、「付加価値額」年率3%及び「経常利益」年率1%の向上を達成できる計画であること。

 

3.事業概要

対象経費の区分

補助上限額

(補助下限額)

補助率

1.一般型(※1)(※2)
機械装置費、技術導入費、運搬費、専門家経費、クラウド利用費

 

1,000万円
(100万円)
2分の1

2.小規模型(※1)(※2)

機械装置費、原材料費、技術導入費、外注加工費、委託費、知的財産権等関連経費、運搬費、専門家経費、クラウド利用費  

500万円

(100万円)  

小規模事業者

3分の2 

その他
2分の1 

 

 

 

※1 本事業遂行のために必要な専門家を活用する場合 補助上限額30万円アップ
※2 以下のいずれかの場合には補助率2/3
・生産性向上特別措置法(平成30年法律第25号)に基づき、固定資産税ゼロの特例を措置した地方自治体において補助事業を実施する事業者が、平成30年12月21日の閣議決定後に先端設備等導入計画を新たに申請し認定を取得した場合
・3~5年で、「付加価値額」年率3%及び「経常利益」年率1%に加え、「従業員一人当たり付加価値額」(=「労働生産性」)年率3%を向上する中小企業等経営強化法に基づく経営革新計画を、平成30年12月21日の閣議決定後に新たに申請し承認を受けた場合
(上記の法律に基づく計画は、応募段階には計画申請中等で認める予定)

 

4.補助予定件数

約1万件
 参考:平成29年度補正革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金公募
 申請数23,630 件、採択数 11,989 件

 

 

5.募集方法と申請受付期間

事業開始後、準備が整い次第速やかに申請受付を開始し、公募により申請を受け付けるものとする。
また、本事業については複数回の公募申請受付を予定するものとする。

具体的な公募時期等は、中小企業庁と協議の上決定すること。