感動をキャッチする感性

2020.02.17

[コンサルの視点から] 

人を大切にする経営学会の人財塾で昨年4月から学んでいます。

 

先日、2月の定例会での出来事です。

 

人を大切にし、かつ成功している企業として、Sホテル(全国チェーン)についての事例調査発表がある塾生からありました。

 

この塾は全国から塾生(社会人、経営者が中心)が来ているので、たまたま、前晩にSホテルに宿泊したという、別の塾生(Yさん)が事例発表後にコメントしました。

 

「今朝、ホテルのレストランで朝食を取っていたら、学生服を着た娘さんとお母さんがいました。娘さんは受験生らしく、お母さんと一緒に上京しているらしいのです。ホテルのスタッフの方が、『もしも、ご負担になったらごめんなさいね。良かったら食べてくださいね。』と、キットカットを娘さんに手渡していたそうです。そのさりげない心づかいを見て、良いホテルだと思いました。」

 

 私はSホテルの気遣いにも感心しましたが、たまたま宿泊したというホテルでの出来事を語ってくれたYさんにも感心しました。

 

 目の前の出来事、今朝のことだから覚えていただけでなく、感動サービスを感動サービスとしてキャッチする感性があるから気づき、私たちに伝えることができたのです。

 

 感性は、知識と経験が無いと磨かれません。

 でも、生まれつきのものでもないですよね。

 どんどん、磨いていきたいものです。