2020.02.25
[中小企業施策・補助金活用]
令和2年度に公募予定の、ものづくり・商業・サービス生産性向上促進事業についての情報提供です。
2月14日まで補助金事務局の公募が実施されており、間もなく事務局が決定すると思われます。
事務局公募要領には、補助金の概要が示されていました。
令和2年度は次のような内容になると思われます。
(全体)
・常時、中小企業・小規模事業者等からの交付申請を受け付ける
・3ヶ月ごと程度に1回ずつ採択発表を実施
・全体で3万者程度の中小企業・小規模事業者等に対して補助金を交付
・補助金電子申請システム(Jグランツ)を可能な限り活用
・補助事業の事業計画期間を通して、一定の賃金アップを実現すること
・事業計画期間に、給与支給総額を年率平均1.5%以上増加
(任意適用に取り組む場合は、年率平均1%以上増加)
・事業場内最低賃金(事業場内で最も低い賃金)を地域別最低賃金+30円以上の水準にする
・事業計画期間において、事業者全体の付加価値額を年率平均3%増加
(付加価値額とは、営業利益、人件費、減価償却費を足したもの。)
・加点要件
1)成長性加点 :経営革新計画を策定していること(事業計画期間中のもの)
2)政策加点 : 小規模事業者である または、創業・第二創業である(5年以内)
4)災害加点 :
3)賃上げ加点 :(次のいずれか)
給与支給総額を年率平均2%又は3%以上増加させる計画
事業場内最低賃金を地域別最低賃金+60円又は+90円以上の水準にする計画
社会保険の任意適用を先立って行う(従業員5人以下の個人事業者が社会保険に加入すること)
・減点要件
過去3か年にものづくり補助金を受けている場合には、減点されてる可能性があります。
これまでに利用したことが無い、あるいは少し前に利用している事業者を優先させて、
補助金の効果を広く普及させたいという思惑あると考えられます。
(各事業概要)
事業概要 |
補助上限額 (補助下限額) |
補助率 |
1.一般型 新製品・新サービス開発・生産プロセスの改善に必要な設備投資及び試作開発を支援。 |
1,000万円 (100万円) |
中小企業1/2 小規模事業者2/3
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2.グローバル型 海外事業(海外拠点での活動を含む)の拡大・強化等を目的とした設備投資等の場合、補助上限額を引上げ。 |
3,000万円 (100万円)
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中小企業1/2 小規模事業者2/3 |
3.ビジネスモデル構築型 中小企業30者以上のビジネスモデル構築・事業計画策定のための面的支援プログラムを補助。(例:面的デジタル化支援、デザインキャンプ、ロボット導入FS等) |
1 億 円 (100万円) |
支援者 定額補助
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※平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(実績)
申請数 20,803件、採択数 9,531件 (採択率)45.8%
補助金を検討される方は、早めに経営革新計画作成をすることがプラスに働きます。