2021.02.23
[事業計画・経営計画]
「人を大切にする会社」の良い空気
ベストセラーになった経営書「日本でいちばん大切にしたい会社」の著者である坂本光司先生は
「いい企業にはいい風が吹いている」
と常々お話されます。
いい風が吹く企業とは、職場に流れている空気や風がとても暖かく
そこにいるだけで、心身ともに安らぐ空間になっている場所とのことです。
それは、いい風でもあり、良い空気でもあります。
あるリフォーム会社様で感じた「いい風」
先日、武蔵野市にあるリフォーム会社「株式会社グッディーホーム」様を
訪問する機会がありました。
同社は2004年に創業されて、4店舗、37名もの社員・スタッフを抱えるリフォーム会社です。
約束の時間に訪問し、扉を開けると
店内いた社員の方が、奥から一斉に顔を出してくださって
「お待ちしておりました!」と声をかけてくださいます。
仕事の手を止めて、入口のところまで来てくださったのでしょう。
しかも、全員が私の訪問のことを知っているのです。
来客の情報が共有されているのです。
そして、社長様からいろいろとお話をお伺いしたあと
帰るときも、社員の皆さまがお見送りしてくださいます。
私はお客でもないのに
温かなおもてなしの心を感じて、気持ちまで温かくなり帰路につきました。
いい風は、経営理念がもたらす行動の積み重ね
同社の経営理念は、「約束、継続、感謝~必要な時にお役に立てるリフォーム会社~」です。
同社の経営理念についての記載を引用させていただくと
「『約束』の積み重ねの先に信頼関係が生まれ、更にそれを『継続』していけば、次の景色が見える。
そして一つ一つの約束、信頼の流れの中には必ず『感謝』の気持ちになる場面と出会います。」とあります。
顧客ではない私の訪問でさえ、小さな出会いとして捉えてくださり
約束、信頼、感謝を、社員全員で積み重ねていらっしゃるのだと感じました。
経営理念が行動の基盤となって、社員に共有されていて
行動の隅々に、具体的に現れているのです。
同社はリピートのお客様が多く
また地域のお客様が、フラッとお店に立ち寄られることも多いそうです。
それは経営理念がもたらす「いい風」があるからに違いありません。