変化への抵抗と、対応方法

2021.11.06

[コンサルの視点から] 

ITへの取り組みによる大きな効果

 

少し前になりますが、契約書を電子化する効果の新聞記事を見つけました。
 (日経新聞2021年10月28日、横須賀市役所などでの実験)

 

紙の契約書でやり取りをしているところを、電子契約にすると
1件当たりの締結終了までの時間が95%も削減できたそうです。

    
つまり、5%だけの時間で済んだということです!

   
すごいことですね。
   
紙の使用もゼロになりますし、
郵送する際には切手代や封筒代の節減にもなります。

 

効果は絶大です。

 

いずれはどんな契約でも、電子契約へという流れになってくるでしょう。

 

社員が変化を嫌がったら。。

 

こんな電子化、IT化の話題になると、

取り組めない方へ配慮のため、というような公平性を盾に

取り組みが遅れることが多くあります。

 

そのような理由はまだしも、

変化しないことの言い訳になっていることも少なくありません。

 

社長が声をかけても、社員が変えようとしないという話も

実によく聞きます。

 

実際に仕事をしている自分たちが楽になるはずなのに

単純に変わることへの抵抗だったり、

IT化による仕事の見える化を嫌がる、

社員の言い訳だったりするわけです。

 

こんな時にどのように対応しますか?

 

一つ目は、目的への理解です。

 

目的を重視して、それが達成できること(例えば、大多数の利便性など)を重視していき、

こぼれてしまう方には後でフォローしていく

などの形を取らないと、遅れが生じてしまいます。

 

いずれ変わることだったら

先んじて変わっていくほうが楽です。

 

二つ目は、効果への理解です。

 

社員が自分事としてとらえられる説明をしているかどうか

会社のためではなく、社員自身のためになることが理解されているか。

 

知らないから怖いと思ってしまう、怖いから変わらない

という単純なことも、実は多くあったりします。

理解できるように進めていかないといけませんね。

 

変わらないことへの抵抗は大きくても

理由は単純なことが少なくありません。

 

理由が何かを把握して

目的と理解を進めていくことで

変化を促していきましょう。