2022.09.26
[強くてやさしい会社]
点字名刺ができました
先日、発注していた点字名刺が届きました。
印刷済みの名刺を、静岡県浜松市にあるNPO法人六星様にお送りし、点字を入れていただきました。
今回は名前と携帯番号を刻印していただきました。
名刺の下にある切り欠きは、「こちらが下側」という目印です。
NPO法人六星様は、視覚障がい者を中心とした小規模福祉施設です。
「六星」の名称は、
「六星照道」~点字の六点が視覚障がい者の生きる道を照らす、
という意味からつけられたそうです。
点字名刺の反応は
点字名刺をお渡しした時、気づいていただける方と、そうでない方の2通りの反応に分かれます。
もちろん、気づかれていても何も言わない方もいることでしょう。
お声掛けくださった方には
何が書いてあるのか、どこに頼んだのか
など、アイスブレーク的にお話をすることもしばしばあります。
なぜ、点字名刺を作るのか
さて、なぜ私が点字名刺を作るのか、疑問に思われていることでしょう。
上記のように、会話のきっかけになることもありますが
それはあくまで派生的なものです。
仕事でも視覚障がい者の方にお会いすることはほとんどありません。
点字名刺が無くて仕事はできるので。
それでも点字名刺を作るのは、
「人を大切にする経営」を目指すためです。
企業は地域や社会から広く恩恵を受けて活動していますから、
それらを顧みない経営、あるいは社会的弱者に目を向けない経営は、真の経営とはいえません。
人を大切にする経営の実現には、地域住民への責任を果たし、社会に対して貢献し、
さらに社会的弱者に対して手を差し伸べることが不可欠であると考えます。
但し、当社の規模では障がい者雇用はできません。
ですので、その代わりと障がい者施設への発注や商品購入といった形で貢献したいと考えています。
そのことを、坂本光司先生は、「間接雇用」あるいは「みなし雇用」と名づけています。
ささやかな貢献とはいえ、積み重ねが大事だと考えます。
まだまだできることもあると思います。
点字名刺を貴社でもいかがですか?