2024.10.03
[強くてやさしい会社]
予約が取れない宿、仙仁温泉・岩の湯様への視察訪問記録の続きです。
昨日は、社員の幸せを考えたら満員御礼の宿になったと書きました。
満員御礼のためには、社員が同じ方向性を向くためのツールが必要でした。
それが経営理念であり、
ミッションであり、
ビジョンです。
岩の湯様のミッションは
「情けと癒しの旅文化の創造」です。
「おもてなし」ではなくて、あえて「情け」なのだそうです。
「おもてなし」は他人に対して使っており、
家族に対して、おもてなしはあまり使いませんよね。
まるで家族のように親身になって
同じ目線で気を配るような、
まるで故郷に帰ったような
そんな心の安らぎやくつろぎがもたらされるような対応をするために
あえて「情け」という言葉を使っているのだそうです。
そのような一本、筋がとおった指針がミッションとしてあるおかげで、
社員はお客様に対して「何をすればよいのか」を感じ取るのです。
家族のように親身だから、お客様も何かを感じ取り、
顧客満足度が上がるのではないでしょうか。
社員と会社、社員と社員、社員とお客様を結んでいく理念が
大きな根っこになって、たくさんの花を咲かせるように思います。