たゆまぬ変化で成長を続ける

2024.10.04

[強くてやさしい会社] 

予約が取れない宿、仙仁温泉・岩の湯様への視察訪問報告第3回です。

 (第1回第2回

 

岩の湯様に宿泊されたお客様は

お帰りになる際に、次の予約をすることが多いのだそうです。

最短でも、来年の同時期以降になるにもかかわらずです。

 

顧客満足度が高いことがあげられます。

 

その理由は一つに絞られませんが

ハード(施設や料理など目に見えるもの)の側面と

ソフト(接客や対応など目に見えないもの)の側面があると思います。

 

まずは、ハードの側面についてです。

 

岩の湯様では、毎年少しずつリニューアルを繰り返しています。

 

今春、新しく完成したという、貸切露天風呂を見せていただきました。

 

岩の湯様では、靴を脱がずに玄関から客室まで行けます。

ただ、脱衣所では当然靴を脱ぐことになりますが

視察者が靴を脱がずに、浴室も見学できるようにと

脱衣所にマットを敷いてくださって

風呂場に靴のまま入れるようにしてくださいました。

 

浴室のデザインや、最終的な手直しも

ほとんどが金井社長様や社員が行っているそうなのです。

使われる方の居心地、使い心地を考えて

壁の色や、敷石の色など細かく考えて作られるそうです。

2,3年前にリニューアルしたものとして

通路の屋根を教えていただきました。

建物と建物を結ぶ、通路の屋根の一部を切り取って

空が見えるようにしたそうです。

 

切り取ったところには透明素材が貼られています。

 

ですから、明るい陽ざしも注ぎ込み

通路の上に繁った木々や

空の変化も楽しんでいただけるようになったと

お話されていました。

春に1か月近い休館があることも、

リニューアルを毎年続けていける理由の一つでしょう。

 

そして、来館されるお客様は来るたびに

「今年はどこが変わったのだろう」

と変化を楽しんでいらっしゃるそうです。

 

ミッションに基づいてこだわりを貫いた変化が常にあることも

お客様に愛される理由の一つであり、

旅館を少しずつ成長させてきたのです。

 

<パブリックスペースが部屋の数よりもあるのだろうか、と

 館内のいたるところにあります> 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岩の湯様 視察報告 第1回第2回