2024.10.12
[強くてやさしい会社]
先月、大阪市内にあるユニバーサルレストラン、ル・クロ・ド・マリアージュで
オーナーの黒岩功様のお話をお伺いする機会がありました。
ユニバーサル・レストランとは、多様性あるレストランです。
福祉連携により、従業員の約6割は障がいを持った方です。
障がいを持った方はキャストと呼ばれています。
車いすのキャストがフロアで働き
こまめに気づいて、水を入れってくださったり
お皿を下げてくれます。
知的障がいのキャストの方も
自分ができるスキルを活かして
キッチンなどで、活き活きと働いています。
ランチオープン前に、朝礼の様子から拝見させていただきましたが、
キャストの皆さんも、お店に来るのが楽しい、
お客様からの言葉に、働く喜びを感じている様子が
本当に手に取るように伺えました。
黒岩さんは、フランス・パリにも店舗を持っているので
現地の事情に詳しい方です。
「パリの一等地、シャンゼリゼ通りに面しては
ユニバーサルレストランがあるのに
なぜ、日本には障害者が働く飲食店はないのだろうか。」
そんな疑問から、このユニバーサルレストラン開業に至ったそうです。
自分の疑問から、実際に具現化してしまう方って
すごいことではないでしょうか。
「美味しい料理は、誰がサービスしても美味しい!」
”ファーストペンギン”の黒岩さんのレストランが
もっと知られるようになってほしいです。
日本の障がい者支援はまだまだ”福祉寄り”に偏っています。
障がい者も健常者と一緒に働き、生活をするのは当たり前。
そんな、あるべき「普通の姿」がきっと広がっていくことを感じた時間でした。
<また食べに行きたい、ハンバーグランチ>