2024.10.30
[強くてやさしい会社]
筆者は人間ドックに先週行ってきたばかりですが
毎回憂鬱になるのが、バリウムを飲む胃レントゲン検査です。
健康を維持するためとはいえ、好きにはなれません。
さて、社員の健康維持のため、人間ドックや健康診断に対して
健保組合の補助などに加えて、独自補助を支給している企業も少なくないと思います。
ただ、検査に引っかかった時には検査結果を気にしますが
健康な時には、漫然と結果を見て終わり、となっている社員が
少なくないと思います。
健康に関して意識を高めることは
なかなか難しいですよね。
ある企業では、健康であれば「元気手当」を支給することで
社員の健康への意識を高めています。
石川県金沢市にある会宝産業㈱様です。
当社は、社員約90名の自動車リサイクル産業の会社です。
国内の中古自動車や自動車部品を丁寧に分解し
世界約90か国に輸出している企業です。
各部品のデータベース化を図り、
全国の同業とアライアンスを組むことで
付加価値の高い、スピード感ある海外取引を実現しています。
さて、会宝産業様では
健康管理ができた人に手当を支給するという
「元気手当」制度があります。
健康診断結果に要注意マークが無く、BMIも一定数以下、
病欠日数などを総合して、その評点に応じて
「まあまあ健康」12,000円から、最高ランク「超健康」36,000円までの
手当を支給するというものです。
社員が健康で働いてくれることは、会社にとってはありがたく、
法定外福利厚生制度の一つとして、好ましいことと考えています。
特に、健康診断前には意識している社員が増えるとか。
これまで5年間で、「超健康」は4人ほどいたそうです。
健康管理は毎日のことなので
それに意識を向けられるようにする「元気手当」は
ユニークで参考になりますね。