「ありがとう」を伝える習慣づくり

2024.11.01

[強くてやさしい会社] 

健康な社員に支給する「元気手当」制度の設置や、

社員の健康を気づかう社員食堂を開設している、

石川県金沢市の会宝産業㈱様では

身体の健康だけでなく、社員の心の健康にも気を使っています。

 

ありがとうカードという、社員が他の社員に対して

感謝の気持を伝えるメッセージカードを実施していました。

 

仕事を通じて助けられたりしたときに

なかなか思っていても口に出して伝えにくいもの。

    

それを思い切って、書いて、渡して伝えるものです。

  

さらに、誰が誰に書いたのかを貼りだしていき

もらった数ではなく、出した数をカウントしていったそうです。

 

もらうことよりも、書くこと、

感謝のアウトプットが大事なのです。

 

相手の長所に関心を持つこと

感謝の気持を意識すること

讃え合うことで、良い社風を作っていこう

という意味があります。

 

実際にどのような変化があったかというと

社員の定着率向上に大きな貢献があったとのこと。

 

12年間実施して、14万枚近いカードが出されたそうです。

社員一人が、1~2日に1枚程度は出していたという換算です。

 

既にその効果は出たので、

現在は新たなプロジェクトに移行されたそうです。

 

感謝の気持を持つことの科学的根拠も明らかになりつつあります。

ありがとうカードはシンプルなようですが

奥が深いと感じました。