経営者から社員への「ほうれんそう」

2024.11.06

[強くてやさしい会社] 

静岡県焼津市の株式会社吉村様では

経常利益を含めた決算情報を社員に対して開示することで

経営そのものを自分ごと化していると

昨日記載しました。

 

更に、経営者としてのあり方として印象的だったのが、

橋本社長から伺った、次の考え方でした。

 

「社員に対しては、密な報告・連絡・相談(ほうれんそう)を求めているのに 

 なぜ経営者はそれが求められないのだろうか。

 

 社員へ求めるのだったら、

 経営者はもっと積極的に情報を開示するべきなのでは・・」

 

私もこの言葉にハッとさせられました。

 

報告・連絡・相談は社員に対する教育の一つであり

当然のことだという常識でいたのです。

 

でも、社員にとっては、会社全体がどうなっているのか

わからないのであれば、自分たちの行動が

どのように影響しているのか、実はわからないことが多いのです。

 

経営者から社員への報告・連絡・相談(ほうれんそう)は

経営のプロセスを見せていくことであったり

結果についてもオープンにしていくことです。

 

経営者の報告・連絡・相談のほうが

厳しいものですが、

それによって、背中を見せる姿勢となって

社員の信頼感を高めるものになることでしょう。

 

逆に、情報開示は社員への信頼の証でもあり

経営参画、経営の自分ごと化、更には自己効力感アップに

大きな意味を持っています。