2024.11.26
[強くてやさしい会社]
昨今、わかりにくいカタカナ用語が巷に溢れています。
プロポーザル → 提案
アジェンダ → 議題、スケジュール
アグリー → 同意する
など、様々で、私も不用意に使ってしまうことあるように思います。
そんななか、以前に会社見学会にもお伺いさせていただいた
株式会社吉村様では
「ひらがな経営」を実践していることを知りました。
ひらがな経営とは
社員に情報共有、情報浸透させるために
カタカナ用語にとどまらず、
難しい言葉を使わないということを指します。
使わないだけでなく、
親しみやすい言葉に作り変えてしまおう!という意味もあります。
例えば、「提案制度」。
誰でも提案をすると、1件500円の報奨金が出るというものですが
通常であれば「提案制度」となります。
吉村様では「ノーベル稟議書」と言っているそうです。
わくわくしてきそうな名前です。
社員全員に配布されてる経営計画書は
「マル秘ノート」
手にしている計画書が
自分たちのための情報だと主張しているように思います。
このような言葉が社内に溢れているそうです。
ひらがな経営の目的は、自分ごと化。
一般的な言葉をそのまま使うのではなく
会社の形や仕組みのなかに落とし込み
咀嚼したうえでの、社員全員が共有できるように
ひらがな化をしている点が、素晴らしいと思います。
社内で使っている言葉を見直してみると
社員にもっと理解が深まるかもしれません。
▶アイパス経営コンサルティング株式会社
代表取締役・中小企業診断士 有村知里