得意なことと、「ありがとう」の数

2024.12.04

[強くてやさしい会社] 

日本理化学工業株式会社様では、

採用後の教育についても

徹底した考え方があることを、

昨日のブログで紹介しました。

 

実は、採用に関しても、

丁寧な対応をされているので、

離職率が低い

ということに特長があるそうです。

 

採用に関しては、支援学校などに募集して、

採用までに2週間の実習を3回繰り返すそうです。

 

1回目は、

その人の得意なことを見つけてもらうこと。

 

2回目は自社に適しているのかを、

相互に見極めていくこと。

 

3回目は、ある程度採用を前提として、

配置場所なども考えるための実習だそうです。 

 

そこまで丁寧に実習を行っているので、

互いのミスマッチをかなり低くすることができます。

 

大山社長様は、

「自分の得意なことというのは、

『ありがとう』と声をかけてもらえる部分です。

 それを見つけてもらうのが、実習なのです」

と言います。

 

互いに長所を見つけあい、

ありがとうと言いあうことは

採用後も行われています。

 

職場の一角に、

ありがとうの数を見える化したボードがありました。

 

仕事ではビシッと行動するけれど

互いに温かな気持ちで見守り

その人の居場所を作っているのです。

 

大山社長様のお話を伺っていると

障がい者雇用のことの話は

健常者雇用でも同じこと、と思うのです。

 

▶アイパス経営コンサルティング株式会社 

 代表取締役・中小企業診断士 有村知里