現場に任せる重み

2024.12.08

[コンサルの視点から] 

日曜日のブログは最近の出来事から。

 

今週は、4年で30万人のチャンネルに成長した

有隣堂のYouTubeチャンネル

有隣堂しか知らない世界」について

企画運営担当者の

株式会社有隣堂 広報・マーケティング部の

社員の方のお話を伺ってきました。

 

このチャンネルは、

登録者数が4~5万人のころから

面白い動画だなあと、

毎週火曜日の公開を

楽しみに見ていたチャンネルなので

企画の裏側のお話は、

大変興味深いものでした。  

 

開始当初はとても真面目な番組でしたが

かなり低迷して、試行錯誤したそうです。

そこから、一人では話がしにくいからと

MCを立てて、掛け合いのような形となり、

さらには、YouTube番組をやる目的は何か、

と探っていって、今の形になったそうです。

          

「ゆうせか」の場合

企画選定のポイントになるのが

 

①ゲストの方が、

 素直に(飾らず)話していただけるのか

 

②圧倒的な熱量を持っているのか

という2点だそうです。

 

このポイントがあるから、

人をひきつけるものがあり

ファンが増えていくのですね。

 

さらに、MCが言いたい放題で、

ゲストがのびのびと話をしているという

自由な雰囲気の番組が生まれている背景には

社長(管理職)から、

「次の4つが守られているならば、

 あとは自由にやっていいよ」

と、一切口出しされていないことがあります。

 

①人権侵害をしない

②反社会的なことがない

③誰かを傷つけるようなことがない

④品性に欠けることをしない

 

配信前に社長や管理職側の

動画チェックなどは一切無く、

本当に現場に任されているとのことでした。

 

そこのところが

ヒットのカギなのかもしれない、

と思って聞いていました。

 

ベースとなる考え方を共有し

後は現場に任せるというのは

言うは易し、行うは難しです。

 

実は多くの現場に必要なこと

のように感じました。

 

企画の裏側を知ったことで

ゆうせかの新しい動画公開が

さらに楽しみになりました。

 

※ブログ内容とは関係ありませんが

 横浜の銀杏の黄葉が見ごろでした。

 

 

▶アイパス経営コンサルティング株式会社 

 代表取締役・中小企業診断士 有村知里