事業化のヒントをどう見つけるか

2024.12.17

[強くてやさしい会社] 

昨日のブログで紹介した

高機能の炭・調湿木炭「炭八」を

製造販売している出雲土建㈱様は

もともと、公共工事を中心とする

建築土木業でした。

 

山陽道の敷設や大型河川工事などを

手がけていましたが

公共工事は入札となるので

収益の変動を回避できません。

 

さらには公共工事の減少も見えていました。

 

固定的な収益を上げるには

どうすべきかと

石飛裕司社長が取り組んだのが

新規事業の模索であり、

キーワードとして

「環境、健康、福祉」に着目しました。

 

徹底的な情報収集、

特に読書と、全国視察から

「循環型社会」という流れをキャッチします。

 

そして、建築廃材から炭の製造という

新規事業へとたどり着きました。

 

アイデアから企画へ

そしてプランから事業へという

暗闇を歩んでいくような道のりを

乗り越えていったのです。

 

2001年に炭の製造を始めてから

「軌道に乗ってきた手ごたえは

最近になってから」と

石飛社長は謙遜されています。

 

炭八は調湿木炭のニッチな市場の

全国販売シェア80%を誇る商品に

成長しています。

<製造工場の炭化装置>

 

▶アイパス経営コンサルティング株式会社 

 代表取締役・中小企業診断士 有村知里