販路と用途

2024.12.18

[強くてやさしい会社] 

今週のブログでご紹介している

出雲土建株式会社様の調湿木炭「炭八」は

石飛社長様のたゆまぬ研究の元に

誕生しました。

 

さて、製造したものを

どう販売するのかは

新規事業のもう一つのポイントです。

 

石飛社長様は、

建材店を通じて、

戸建て住宅300軒以上に

炭を無料提供するという

大胆なプロモーションを行いました。

 

天井などに炭八を敷き詰めて

その効果を体感してもらおうというものです。

BtoBと併せて、消費者への認知にも力を入れます。

現在は、通販からの販売も伸びているそうです。

 

ただ、自社で小売通販を行うのではなく、

通販会社と連携していくことで

製造に特化した体制作りをしています。

 

製造から小売へと一気通貫で行おうとせず

販売は消費地に近い会社でと、

自社の強みに資源を集中しているのです。

 

更には、出雲大社の拝殿の床下には

調湿のために炭八が敷き詰められています。

 

加えて、出雲大社参道のクロマツが

樹勢が衰えたことから、

根本に炭八の炭が混ぜられました。

 

すると、半年ほどで

樹勢が回復したのです。

クロマツと、

共生する樹根菌の双方が

生育しやすい環境に変わったからでした。

 

このような用途開発にも力を入れて

環境に貢献しています。

 

※参考図書

「人に喜ばれる仕事をしよう」坂本光司著

WAVE出版 2014年

 

▶アイパス経営コンサルティング株式会社 

 代表取締役・中小企業診断士 有村知里