2024.12.22
[コンサルの視点から]
日曜日は最近の出来事から。
先週、友人と中華料理を食べに行った店でのこと。
席に着くと、テーブルの上に
チケットのようなものが置いてあります。
スタッフがいの一番に説明を始めたのは
お勧めの料理のことではなく
このチケットの仕組みのこと。
1枚50円×3枚で150円分になります。
スタッフの対応が良ければ
そのままスタッフに渡せば
スタッフの給料に反映されるとのこと。
もしも誰もいなかったら
入り口にある箱に入れれば
厨房スタッフの評価になり、
そのまま持ち帰れば
次回使えるクーポンになる
というものでした。
顧客は無料でチップを渡せることが
できるとはいえ、
なんとなく、微妙な金額。
真剣にスタッフに渡そうと思えば
スタッフの対応が
とても気になってしまいます。
そのまま持ち帰って使うというのは
なんとなくセコイような感じもして
ある意味、居心地のあまりよくない
チップ(クーポン)制度でした。
私たちは料理がとても美味しかったので
厨房スタッフの評価へと
レジのところに設置してある
箱に入れて帰りました。
日本にはチップ制度が無いけれど
スタッフのモチベーションアップには
この金額でよいのかしら、と感じてしまいます。
スタッフ目線で、
モチベーションアップを図るのか
あるいは、
顧客目線で次回の来店促進を図るのか
どっちつかずになっているような気がしました。
ただ、顧客に見えているのは
チップ券の部分だけなので
スタッフのレベルアップに関して
単にチップだけでなく
何らかの教育の仕組みとつながっているとしたら
面白いなあと思います。
▶アイパス経営コンサルティング株式会社
代表取締役・中小企業診断士 有村知里