2024.12.25
[強くてやさしい会社]
深刻な人手不足社会を生き抜くためには
中小企業経営者は、何をしたらよいのか。
その解決の一つの切り口として、
「求められる『少数精鋭の成長モデル』への自己変革~3つのチャレンジ事例集」
という興味深いレポート資料が、
日本商工会議所から発刊されました。
チャレンジの方向性は、
「省力化」「人財育成」「多様性」
の3つがキーワードです。
「徹底した省力化」には、
①従業員とともに進める「デジタル化」「機械化」
②常識にとらわれない「品質・サービスの見直し」
を切り口として進めます。
成功した企業のポイントとして、
・従業員を巻き込みながら省力化を進める。
・現場の意見を反映し、使いやすい仕組みを構築する。
・業務プロセスを可視化し、改善点を明確にする。
といったことが示されています。
「徹底した人財育成」には
①方針と評価の明確化で従業員の「学ぶ意欲」の向上
②「能力開発とマルチタスク化」の促進
が切り口です。
成功のポイントとしては、
・明確なキャリアパスと評価制度を設ける。
・公的機関の教育支援も積極的に活用する。
・従業員の意識改革を図り、主体性を引き出す。
「徹底した多様性」には
①配慮と工夫による「女性・シニア・外国人材・障害者の戦力化」
②「多様で柔軟な働き方」による働きやすさと働きがいの実現
が切り口です。
成功のポイントとしては
・多様なニーズに応じた勤務形態を導入。
・健康経営や心理的安全性の確保。
・社会と調和し、地域や文化を尊重する取り組みを進める。
といったことが示されています。
「人を大切にする経営」と重なる部分が多く
強くやさしい会社への取り組みが
求められていることが伺えました。
御社の今後の取り組みへの
ご準備は万全でしょうか?
▶アイパス経営コンサルティング株式会社
代表取締役・中小企業診断士 有村知里