2024.12.27
[強くてやさしい会社]
『少数精鋭の成長モデル』を目指すためには
省力化・人財育成・多様性がキーワードと
一昨日のブログでご紹介しました。
その成長モデルの好例が
当てはまりました。(昨日のブログ)
今日は「人財育成」についてです。
同社はデータベース化を進める一方で
少量多品種対応を進めていきました。
どんな細かな注文でも対応するが
大量生産品は受けませんというスタンスです。
1回の平均受注個数は5個以下です。
このため、機械で大量生産ではなく
人手による加工やチェックが必要になるため
人財育成が重要です。
東海バネ工業(株)では
「啓匠館」というレンガ造りの
重厚な建物があります。
ここは、バネ作りの現場であるとともに、
熟練の匠の技を次世代に継承する道場です。
「啓匠館」で働くことが、職人・技術者として
社内では最高の栄誉であるとして
社員がこぞって技能を磨いているのです。
その技術があるからこそ
少数多品種で、どんな難しい相談でも受けて
他者との差別化をはかり
価格競争をせずに成長できる
少数精鋭の成長モデルを作り上げています。
「会社の成長は、社員の成長の総和」と言いますが
その象徴として、啓匠館がありました。
▶アイパス経営コンサルティング株式会社
代表取締役・中小企業診断士 有村知里