2024.12.29
[コンサルの視点から]
ビルのエレベーターに多数乗り合わせたとき
操作パネルの前に居合わせた方が
全ての人が降りるまで
「開」ボタンを押してくださるような時
大変ありがたく思いますよね。
私はそんな時は
「ありがとうございます」と
必ずお礼を言うようにしています。
また、できるかぎりですが
操作ボタンの前に立って
ボタンを押すようにしています。
ほんの5秒、長くても10秒のことですが
その気づかいが大事なのではないか
と思っています。
そのことに気づかせてくださったのは
プルデンシャル生命保険株式会社で
トップセールスマンとして活躍された
川田修さんです。
数年前、人を大切にする経営学会の人財塾で
会場の入り口で、たまたま前を歩いていた
1人の男性が
後ろから会場に入ろうとした私に気がついて
しばらく扉を開けて、
待っていてくださいました。
その間、5秒から10秒くらい。
でも、普通はそんなことなく
前の人は立ち去ります。
ですので、とても驚いてしまいました。
そして、講義が始まったら
その男性が当日の講師の川田さんとわかり、
2度びっくりしたのです。
相手のために、自分の5秒を使えるか否か。
気づいて、待つという行動ができるか。
とても川田さんのようにはできませんが、
自分も、誰かのために”5秒”が使えるように
そういう気持ちのゆとりと
広い視点を持っていきたいと思います。
▶アイパス経営コンサルティング株式会社
代表取締役・中小企業診断士 有村知里