FAXの現状

2025.01.10

[コンサルの視点から] 

今回の移転で、住所と電話番号が変わりましたが

それをお知らせしたときに

「FAX番号も変わりましたか?」と

複数の方からお尋ねがありました。

 

FAXによるやり取りは無いのですが

「連絡先項目」としての確認で

お尋ねいただいたのです。

 

当社では、この5年ほどFAXは使っておらず

新事務所でも使いません。

名刺等からもFAX番号を無くしております。

    

お客様との連絡は

メールやLINEなどを活用し

データファイルなどもドライブなどで

リアルタイムに共有しているため

FAXを使う必要性を感じていません。

 

ただ、そのようなやり取りをしている

お客様の会社でも、その先のお客様とは

FAXが日常的な連絡手段になっているのも事実です。

 

こんな機会なので、

FAXはどの程度使われているのか

利用状況調査を検索してみました。

 

一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会

日本国内のファクシミリの利用調査結果

2024年7月31日発表

 

・ファクスは4割の方に利用されている。

 「日常的に使用(18.5%)」+「たまに使用(21.6%)」の利用率をカウントしたもの

 但し、利用率は3年前から9.6%低下(49.7%→40.1%)と、低下傾向

・「使用したことがない」は、3年で8.2%増加(32.7%→40.9%)

 

以上のような調査結果でした。

   

個人的には、予想以上の結果でしたが

「よく利用している企業が2割」と理解すると

納得がいくような気がします。

 

当社のお客様でも、

業界的にFAXを利用しているけれど

IT化の準備を進めているので

どこかの段階で、利用が減っていくように思います。

 

「御社のFAX番号は?」という質問が

無くなる日がきっと来るように思います。

 

▶アイパス経営コンサルティング株式会社 

 代表取締役・中小企業診断士 有村知里