経営者の笑顔の裏に、倒産寸前の会社を救った多くの修羅場経験あり

2019.05.02

[本だな、読んだな] 

日本レーザー株式会社代表取締役社長の近藤宣之氏は、お会いするたび、柔らかな笑顔でお話してくださる、素敵な紳士です。

 

   
異業種交流会シフト21に数年前にお越しいただき、また坂本光司先生の「人を大切にする経営学会」でも大変お世話になっています。

 

  
その近藤社長が最近出された「倒産寸前から25の修羅場を乗り切った社長の全ノウハウ」(ダイヤモンド社)を読了しました。

 

 

経営者として体験した25の修羅場、それ以外にもたくさんの修羅場に直面されたと思います。

 

ただ、想定外の事態に対しても、受け入れて、自分にできることは何かと考えることが成長を促すのだとおっしゃいます。

 

  経営者にとって「ありえない」はあり得ない!

 

   
  自分ごととして受け止める、だから考えられる。

 

25の修羅場は、取引先からの契約解除、銀行交渉、決算期の対応や、自分では動かせない社会・経済環境の変化、不祥事社員のこと、自分の健康など、とても重いことですが、経営の場面で起こりうることばかりです。

     

何が起こり、どのように受け止めて、どんなプロセスで対処したのか。

   

その結果どうなったのか。何を教訓として得たのか。

    

近藤社長が体験された修羅場の実際の大きさと困難、ご苦労は、ご本人にしかわからないことでしょう。

     

しかし、それを冷静に分析されて記載されていることに驚きます。そしてそれを伝えてくださることで、読み手・経営者を励ましてくれていることに感謝の気持ちが湧いてきます。

       

近藤社長の、あの笑顔には、たくさんの修羅場を乗り越えていらした重みがあったのですね。

  
私もあのような笑顔で人と接したいと、そんなお手本になる近藤社長の本をご紹介しました。