「社風」って何だろう

2021.02.01

[事業計画・経営計画] 

「世界一社風のいい会社をつくろう」が経営理念の会社

 

愛知県春日井市の段ボール機械専門メーカーの株式会社ISOWAです。

 

2年ほど前、「人を大切にする経営学会」視察会で訪問させていただきました。

 

磯輪英之社長のお話に

社風

風土

という言葉が何回も出てきました。

 

磯輪社長は会社を継承したあと、

社員のモチベーションに悩んでいた時があったそうです。

それでは、そんなふうに悩むのはなぜか

自分自身のモチベーションは何だろう、と考えたそうです。

 

答えは・・・

 

好きだから」でした。

 

 自分を好きだから

 家族が好きだから

 会社が好きだから

 社員が好きだから。

 

だからからこそ、

皆が頑張れる会社にしていこう

皆が働ける会社にしていこう

継承した会社を良くしていこう

と思えるのだと気付いたそうです。

 

その会社って誰のためにあるのか・・・

 

行きついた答えは、

 

社員のための会社」でした。

 

そこで、「世界一社風のいい会社をつくろう」という

経営理念を掲げたとお話くださいました。

 

 

社風は見えない??

 

しかし、社風は捉えどころがありません。

目に見えないからです。

 

木で言えば根っこだからです。

空気のように、まるで自然に漂っているからです。

氷山のように大部分は隠れています。

 

でも、人は「社風」を敏感に感じ取れることができます。

 

例えば、

玄関を入った時の雰囲気。

社員の方の挨拶の姿勢や声。

掃除が行き届いた店舗や何気ない看板の配置にも。

 

社長が何を思い、何を伝えているのか

  社員がどのように行動しているのか。

 

見えないけれど、感じ取っているのが社風です。

 

そして、目に見えないからこそ、すぐにはできません。

 

継続した思いの先に、長い時間を掛けてできてくるもの

 

それが社風なのだろうと感じています。