変化を乗り越えるために、経営者こそ「学び直す力」を

2025.07.19

[コンサルの視点から] 

今年(2025年)の中小企業白書では、

経営者の学び直しが企業成長の原動力の一つと述べています。

 

学び直し=リスキリングは、社員に対してとかく言われることが多いのですが、

先ずは社長から、ということが大事なのですよね。

 

担当して16年目に入った川崎商工会議所・会報誌のコラムに

そのことを寄稿しました。

 

「学ぶ経営者」の企業は成長している!

 

 「リスキリング」という言葉を聞いたことはありませんか?

新しい環境に適応するために必要なスキルを習得する、いわゆる「学び直し」のことを言います。

昨今、社員の学び直しが重要であるとも言われています。
 経営を取り巻く環境は、速く大きく変わりつつあります。

このような時代こそ、経営者自らが、変化に対応するための新しい知識やスキルを学ぶことが必要です。

その根拠として、経営者が学び直しをしている企業は売上高や付加価値額の変化率が大きいこともわかりました。

経営者の学び直す姿勢が、自社の成長に影響しているのです。(2025年版中小企業白書より)

 

学び続けるとは、どんなことをすればよいのか

 

 学び続ける経営者が具体的にしていることの例は、次のようなことです。
  ・書籍からの知識収集
  ・外部の勉強会やセミナーへの参加
  ・異業種の経営者との交流、ネットワーキング
  ・優良事例の視察
 異業種交流会などのネットワーキングによって、他の経営者等から新たな発想を得ることや、

成長意欲を高めるという刺激を受け、更に学び直すという行動につながり、好循環をもたらしているのです。
 経営者は多忙ですから、まとまった時間を確保することが難しいと感じている方も多いことでしょう。

何を学んだら良いのかわからない、あるいは、費用をかけることができないのも、

学び直しに消極的になってしまう理由です。
 しかしながら、見方を変えて、日々の少しの時間で、継続して学んでいってはどうでしょうか

オンライン講座を視聴してみる、ビジネス関連書籍を読むなど、方法は多岐にわたります。

商工会議所のWEBセミナー利用や交流会なども一つの方法です。

 

成長の壁を打破しよう

 

 学び直しというと、プログラミングやAIといった技術的な話を想像する方も少なくありませんが、

本来は「経営力」の再構築こそ優先するべきポイントです。
 例えば、経営者においては「経営戦略」「リーダーシップ」「マーケティング思考」「IT活用」など、

経営力の基礎になる分野について、学び直したいというニーズが高いのです。
 学び続ける経営者の姿勢は、会社の風土にも影響し、社員の成長、育成にもつながっていきます。

経営者の「学び直し」は、不確実性の高い時代において、経営力を高め、

「成長の壁」を打破していくためのエンジンになっていくことでしょう。