2016.07.25
[事業計画・経営計画]

事業計画は円滑に事業を始めて継続していくための、いわば海図のようなものです。
新しいことへの挑戦に際して事業計画をいかに練っても、実現できるだろうかと悩むことでしょう。
事業計画について、その悩みを一蹴するような言葉があります。
名物経営者として、今も多くの方の記憶に残っている土光敏夫さんの言葉です。
計画とは将来への意思である。将来への意思は、現在から飛躍し、無理があり、現実不可能に見えるものでなくてはならない。
現在の延長上にあり、合理的であり、現実可能な計画はむしろ「予定」と呼ぶべきだろう。
計画は達成するべきもの、という観点からは無謀にも感じる言葉です。しかし、計画には2つの見方があることを示しています。
一つは、大きく描くことが大切だということ。新事業では、未知なることに挑むわけですから、最初から実現や成功が約束されていません。しかし、大きな目標を持つこと、そして実現しようという意気込み、チャレンジ精神が求められます。

計画のもう一つの側面は、土光さんが「予定」と説明した、着実に実行するためのスケジュール、工程表としての意味です。
将来への意思が初めにあってこそ計画は実現される~その大きなビジョンを大切にして、事業計画作成のお手伝いを図っています。