2016.07.26
[事業計画・経営計画]
生活習慣病は良くご存知のことでしょう。
暴飲暴食や運動不足など日々の生活習慣により引き起こされる病気ですね。
この生活習慣病に似たことが会社や店舗経営にも当てはまります。経営者の考え方、経営管理の状況によって、経営がむしばまれるという症状が「経営習慣病」です。
例えば、こんな症状は思い当たりませんか?
- 肥満、コレステロール蓄積…不良在庫、無駄な備品などが滞っている
- 動悸・息切れ…計画がない、あるいは計画が具体化されていないので、自転車操業になりがちで忙しい
- 貧血…経費のかさみなど資金の流れが滞る
これらはちょっとしたことかもしれませんが、放っておくと会社の基礎体力が奪われてしまいます。経営に悪影響を及ぼす外部環境変化を病原菌やウィルスの侵入に例えると、基礎体力がなければ真っ先に病気にかかってしまい、取り返しのつかないことになりかねません。
生活習慣病と同様に、経営習慣病も予防が大切です。次のようなことは予防策の一つです。
- 経営計画や事業計画
計画は作成過程に意味があり、想定される課題への対策を考え、準備すべきことがわかります。基礎体力をつけるために十分な対策を取りましょう。 - 整理・整頓・清掃(3S)
不良在庫を見直して適正在庫に。そして、仕事・作業方法の効率化などを進めます。 - 定期的なチェック
月次試算表、その他社内の重要データを定期的にチェックし、現状から変化を把握します。 - 積極的な情報収集
新しい動き、環境変化に敏感に情報収集、情報交換を図り、情報の新陳代謝を図りましょう。
生活習慣病も運動や食事などで改善されることが多いように、日々の経営管理を見直し、経営習慣病を撃退したいと思います。