社長と社員の話がかみ合わない理由 / 具体と抽象

2019.06.26

[本だな、読んだな] 

社長と社員の話がかみ合わない理由は、話の階層レベルが違っていたからだった!

 

「具体と抽象」細谷功著(dZERO)

 

経営者から「自分(社長)が話していることを理解してくれない」という話を耳にします。

 

あるいは、社員から「社長(上司)の言うことが、いつも違っていて振り回される」というような言い分も聞かされることがあります。

 

どうしてこうもかみ合わないのでしょうか。

 

その理由は、話していることが、抽象的なレベル(上位概念)か具体的なレベル(下位概念)なのか、レベル、すなわち階層(レイヤー)が異なるからです。 

 

 

幹と枝葉、どちらも大事なのですが、例えると、社長は将来的な構想や企画をベース(幹)にして話をしていますが、社員は日々の業務ベース(枝葉)で話をしているので、相互に齟齬が生じてしまうのです。

  

日々のコミュニケーションのなかで、話のレベル感(抽象度・具体度)を俯瞰して見られるようになると、100%とは無理とはいえ、相手に話が伝わりやすく、話を理解しやすくなるというわけです。

 

思い当たることがありませんか?

   

コンサルティングの際の留意点としても参考になった本でした。