本気の地域貢献

2022.12.05

[強くてやさしい会社] 

今年5月に、香川県さぬき市の徳武産業株式会社様を訪問する機会がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

徳武産業様は「あゆみ」という介護シューズを開発し、

高齢者の方の足の悩み、歩行の悩みを解決してきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その開発や販売に関しては各種メディアでも有名ですので

ここでは割愛いたします。

 

私が特に印象深かったのは、

本社で行っていた地域への配慮が素晴らしかったことです。

 

徳武産業様の本社は、周囲に田畑が多いところです。

しかし、近隣には住居があり、

本社脇の道は、地元の小中学生の通学路となっています。

 

小中学生らが登下校の途中で

トイレに行きたくなったときに困るだろうからと

誰でも使えるトイレを敷地内に設置しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

道路からも見えるように大きな時計も設置されていました。

登下校時に時間が確認できるようにという配慮です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また敷地内には、防災用品が置かれた防災センターと

防災用井戸が設置されています。

 

どちらも社員のためだけでなく、地域住民の方が使えるようにしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お話をお伺いした代表取締役会長の十河孝男様は

「あゆみシューズが売れ始めたころ、

 夜遅くまで電灯をつけて残業をしていた。

 

 すると、近くの農家から、

 夜も明るいと稲の生育に良くないと苦情があった。

 

 それによって、自分たちの配慮が足りなかったと

 気が付いたのです」

とおっしゃっていました。

 

自分たちの会社は、地域の中に存在し

地域によって活かされている。

 

だからこそ、地域とともに活きなければならないし

出来ることをしていくという意識は

どんな企業にも必要なことだと感じます。

 

とはいえ、それを実践し続けることは易しいことではありません。

 

地域貢献をするという行動を、具現化している一つの形として

大変参考になりました。