2023.06.07
[強くてやさしい会社]
先月、伊那食品工業株式会社様(かんてんパパガーデン)を視察で訪問する機会がありました。
雨上がりの好天に恵まれ、新緑も清々しい日でした。
いつも以上に、緑が鮮やかな時期です。
とはいえ、工場の敷地に足を踏み入れた途端
「ここは公園なのだろうか、会社ではないのでは?」
という、周囲の環境と各段に異なる、
清々しい環境にとても驚きました。
その理由は
毎朝の、全社員による清掃作業にあります。
作業風景を拝見したわけではありませんが
敷地内には、清掃道具を置く倉庫があり
高枝を切るための高所作業車や
除雪車まで完備されていました。
高所作業は社員が資格を持ってしているそうです。
そして、周辺の雑木林や住宅の間には
工場の塀や門扉はありません。
自然に工場敷地内に入っていけるという形です。
敷地内には、開放している「水くみ場」もあります。
寒天製造のために掘った井戸を
誰もが自由に汲めるようにと提供しています。
ポリタンクを持ったお客様が
ひっきりなしに来ていました。
企業において「地域に開かれた」という思いの実現は様々です。
しかし、物理的にもここまでのことを実現されているというのは
あまりにも見事で、頭が下がるという思いとともに
清々しい雰囲気の源は、そこにあったのかと感じました。
あなたの会社では
地域社会とどのようにかかわり、どのように還元していきますか?