感動は、心と技術の両輪から

2017.10.24

[コンサルの視点から] 

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感激以上の感動、感動以上の感激、とも言える体験があります。

      
大阪のフレンチレストラン「ル・クロ」を、「人を大切にする経営学会」の視察で訪れたときの体験です。

    

ル・クロのオーナー、黒岩 功氏はレストラン経営の傍らで、食育や障害者雇用などにも尽力されている方です。そしてレストランはリピーターで一杯という超人気店です。

    

ウエルカムボードや趣向を凝らしたお料理にも、大変感動の閾値があがっていましたが、最後のデザートプレートが出てきたときに、思わず「わー!」と声を上げていました。

 

それがトップの写真です。

  
チョコで、私の事務所のモットー「前向きな企業と人づくり」が書かれてます。
「何で知っているの?!」

   
参加者名簿で企業名と名前は伝えられています。
しかし、お店の方が、そこからホームページを一つひとつ調べて、参加者・参加企業が大切にしている言葉、経営理念、経営方針を見つけては、書いてくださったのでした。

 

隣席は製造業の社長様でしたが、ホームページの経営理念のページまで見ないとわからないメッセージが書かれていました。
参加者全員が感動で満ち溢れていたように思います。

 

 
帰りの新幹線でもずーと感動が続き、心が温まりました。
だからこそ、こうやって感動を伝えたいとブログにもしているわけです。

おもてなし経営とか、感動接客などは一つの経営技術のように言われます。
確かに、形に見えるものは戦術のように見えます。

 

しかし、それが生まれるのはどうしてか?

 

オーナーやスタッフの気持ちがベースにあるからですね。
経営理念や接客の方針が「クレド」(信条)という形で明文化されていて、共有されているので、皆が揃って心からワクワクして接客しています。
またオーナーが「家族愛」という言葉で、スタッフを大切にしていることが大きく伝わってきました。

 

心と技術の両輪がうまく回っている。

感動はそこから生れるのだなあと強く感じています。