当社の事業は補助金対象になりますか?(早わかり補助金10の質問/第4回)

2017.10.20

[中小企業施策・補助金活用] 

質問 わが社の事業は補助金対象になりますか?

当社の開発技術は業界初のもので、大変優れているという評価が高いです。

この技術を使って、新製品開発・販売を考えています。

何か補助金の対象になるでしょうか?

 

 

回答 補助金の目的・対象や審査基準など、総合的に判断されます 

これはちょっと難しい質問ですね。
一概には、対象であるかないかは言えないからです。  

 

それは、補助金の種類は多く、目的も対象としている経費も様々なので
貴社が目指そうとしていることと合致しているかどうかを、先ずは調べなければなりません。

 

目的には、ざっくりと次のようなものがあります。

 

《目的》

・新技術開発を目的としたもの
・開発された技術を使って製品化を目指すもの
・製品化された事業の販売・事業化をめざすもの
・既存の店舗や商品の改善を図るもの
・販売促進を図るもの

 

さらに、何を対象(経費)としているかも違います。

《補助対象経費》

・機械設備費
・開発費
・広報費
・外注費 など
 補助金により、対象となる経費(使える経費)も様々です。

 

また何らかの条件が課せられている場合もあります。

《条件》

・連携 (産学連携、企業間連携など)
・設備投資が必須の場合 (ものづくり補助金の例)
・賃金アップが条件の場合 (平成28年度補正ものづくり補助金の例)

条件はその時々の社会情勢、国や地方自治体の目標などにより変わります。

 

御社の場合、新技術を使った具体的な製品化や

事業化(販売開始、販促)などを目的とされているので

その目的・対象に合致している補助金を探されるとよいでしょう。

  

ちなみに、応募した案件の中から、審査基準をベースに審査され、

予算などを勘案しながら、採択案件が決定されます。

  

補助金活用には、

「御社が目指していることに、補助金が合致しているか」

が大切であると、当オフィスは考えています。

 

事業の方向性と補助金の方向性が合致したとき、
補助金の効果が最大限に発揮されると信じています。 

 

《早わかり補助金10の質問》

第1回 補助金はどんなメリットがありますか?

第2回 補助金と助成金の違いは何ですか?

第3回 補助金を探す方法はありますか?